トラベルクリニックとは？
6ヶ月以上の海外赴任では、労働安全衛生規則第45条の2という法律により渡航前と帰国後に、それぞれ健康診断を受けることが義務付けられています。一般的な健康診断とほぼ同じ検査内容です。
検査項目と費用
検査項目
- カウンセリング
既往歴、業務歴、自覚症状、他覚症状、喫煙歴、服薬歴などを伺います - 身体測定
身長、体重、腹囲、BMI（体格指数）、聴力検査、視力検査 - 呼吸器系検査
胸部レントゲン検査 - 血液検査
血色素量及び赤血球数（Hb,RBC）、血小板数（PLT）、ヘマトクリット（Ht.）白血球数（WBC）、血中脂質検査（LDLコレステロール,HDLコレステロール,血清トリグリセライド）、肝機能検査（GOT,GPT,γGTP）、血糖検査 - 尿検査
尿中の糖・蛋白の有無を調べます - 血圧検査
高血圧や低血圧がないか調べます - 心電図検査
不整脈や心疾患がないかを調べます - 医師の診察
医師が診察し、健康相談や生活習慣のアドバイスなどを行います
費用
8,300円（税別）
所要時間
約1時間
結果の受け取り
最短で検査から一週間ほどでお渡しが可能です。お気軽いご相談ください。
郵送ご希望の際には、検査時にお申し付けください。
オプション項目
上記以外の項目について、ご希望があれば検査を受けられます。早期発見に効果が高い胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査、エコー（超音波検査）、肺機能検査、呼気ピロリ菌検査などを受けたことがない場合、こうした検査は特におすすめできます。
生活習慣病の検査
| 尿素窒素、尿酸、クレアチニン | 各1,000円（税別） |
|---|
肺年齢
| 肺機能検査 | 4,000円（税別） |
|---|
がん検査
| 胃がん（呼気ピロリ検査、尿中ピロリ抗体検査） | 各4,000円（税別） |
|---|---|
| 胃ペプシノーゲン | 4,000円（税別） |
| 大腸がん（便潜血2回法） | 3,000円（税別） |
| 腫瘍マーカー | 1項目3,500円（税別） 【CEA・CA19-9・抗P53抗体・AFP・CYFRA・SCC・PSA※男性のみ・CA125※女性のみ】 |
感染症
| 風疹抗体、おたふく抗体、麻疹抗体、水痘抗体など | 各3,000円（税別） |
|---|---|
| HCV抗体、HBs抗原、HBs抗体、梅毒など | 各2,000円（税別） |
| HIV | 3,500円（税別） |
| 結核(T-スポット) | 8,000円（税別） |
| ハチ毒抗体検査(ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチ) | 9,000円（税別） |
便検査
| O-157など | 3,500円（税別） |
|---|
CT検査
単純CT検査方法
| 料金表 | 1割負担 |
|---|---|
| 頭部CT検査 | 20,000円（税抜） |
| 頚部CT検査 | 20,000円（税抜） |
| 胸部CT検査 | 20,000円（税抜） |
| 腹部CT検査 | 20,000円（税抜） |
| 両上肢CT検査 | 20,000円（税抜） |
| 両下肢CT検査 | 20,000円（税抜） |
※上記の料金は目安です。詳細は当院へお気軽にお問い合わせ下さい。
トラベルクリニックに関する注意事項
食事について
午前中の検査を受ける方
当日の朝食は食べずにご来院いただきます。
午後の検査を受ける方
軽めの朝食の後、昼食は食べずにご来院いただきます。 水分摂取はご来院直前まで可能ですから、水やお茶、スポーツドリンクといった色のついていない飲物をしっかりとって、脱水にならないようご注意ください。
※内視鏡検査などのオプション検査を受ける際には、食事についてさらに制約が生じる場合もあります。その際には、事前にくわしくお伝えしています。
飲み薬について
当日も服用が必要なのは、心臓病や高血圧の薬です。こうした薬を服用されている場合は、通常通り服用いただきます。他の薬は飲まずにご来院ください。
※普段、薬を服用されている方には、ご予約の際にしっかりご説明しています。わからないことやご不安がありましたら、なんでもお尋ねください。
予約について
健康診断は予約制です。電話やホームページからご予約ください。また、平日はなかなか検査を受けられない方のために、当院では土曜日の午前中も各種健診や人間ドックを行っています。
結果のお渡しについて
健康診断の結果を一週間ほどでお渡しできます。結果の郵送をご希望される場合には、ご相談ください。
予防接種について
渡航前の予防接種も実施していますが、渡航先により、受けなければいけないものや、受けた方が望ましいものがあります。また、現地の状況により渡航タイミングでその内容も変化します。
予防接種は１度にすべて受けられないことも多く、期間をおいて複数回受ける必要があるものもあります。お子様がご一緒の場合、日本では定期接種に入っていないものが学校の受け入れに必要とされる場合もあります。
海外渡航が決まったら、できるだけ早めにご相談いただけると余裕を持ってスケジュールを組むことができます。画像：注射系のもの
